KEA management(キア マネジメント)はGMP/QMS領域の各種サポート、人的資源マネジメント、微生物管理の技術支援を通じて、お客様の品質マネジメントシステム推進に貢献いたします

・ 医療機器QMS/ISO 13485

医療機器QMS省令 / ISO 13485:2016

2014年医療機器対象のQMS省令改正、医療機器ISO規格であるISO 13485:2016版改定など、近年は国内外を通じて医療機器製造メーカー及び関連施設設備の品質マネジメントの要求事項は大きく変遷してきております。

KEA managementでは、QMS省令、ISO 13485推進に関する様々なサポートを提供しております。

    ・QMS適合/ISO 13485適合へのマネジメントシステム構築サポート
    ・外部監査時のオブザーバー対応

    ・ISO 13485:2016 6.資源の運営管理 6.2 人的資源
      → 教育訓練機会の提供、力量評価
    ・ISO 13485:2016 6.資源の運営管理 6.4 作業環境及び汚染管理   
      → クリーンルーム内の衛生管理プログラム構築
      → クリーンルーム内の環境微生物管理プログラム構築
      → 製造環境内の施設設備バリデーション
    ・ISO 13485:2016 7.製品実現 7.4購買
      → 供給者管理(購買先及び委託先への2社監査プログラムの提供)

    ・滅菌に関する微生物バリデーションの設計及び試験対応及び文書体系構築
    ・滅菌医療機器及び製造設備関連の微生物バリデーション
    ・微生物汚染発生時の原因究明プロセスの提供 など

経営資源を最大限に活かしたシステム構築/推進/リスクマネジメント、監査対応、2社監査機会の提供、微生物管理が要求される項目に関するバリデーション関連、その他お困りの際はご連絡ください。

 

QMS省令改正のポイント

一連の改正によりQMS省令とISO 13485の相関性は高くなり、従来のダブルスタンダード的な解釈は不要になりつつありますが、これまでの文書体系整備中心のシステムから、製品の品質保証概念が強化されていることがポイントです。QMS省令側の改正ポイントとしては、

・製造業適用→製造販売業適用になりました
 (製品を最終リリースする企業が「製造元の品質マネジメントシステム」の責任を負う形への変更)
・登録認証機関によるQMS調査範囲が拡大されました(クラス2、3範囲)
・「管理責任者」の設置されました
  (適応が製造販売業へ拡大されたため「製造責任者」の概念が無くなりました)
・「手順を確立し、これを文書化し・・・」に変更されました
  (改正前は手順書を作成する、と記述。独立文書が必要用件になっていたましたが表現が軽くなりました)

などが挙げられます。
特に製造業適応から製造販売業適応になったことで、外部の品質マネジメントシステムに対する責任を販売者側が負わなければならなくなり、仕入先/取引先までを含めた品質保証体制の強化が求められています。

 

ISO 13485:2016 項目 

また、2016年に改正されたISO 13485:2016は、旧版ISO 9001:2008を踏襲する形で整理されており品質マネジメントシステム整備と有効性の継続確認が基本構造になっています。ただしバリデーションに関連する項目は具体的な記述が増えているため、従来良く見られてきた「文書体系の整備重視→現場実状では整合性が合わない、不足部分/妥当性や有効性について説明がつかない部分の存在」という状況がある場合、監査時における指摘項目になるため注意が必要です。以下にISO 13485:2016の項目を記します。

0 序文
1 適用範囲
2 引用規格
3 用語及び定義
4 品質マネジメントシステム
 4.1 一般要求事項
 4.2 文書化に関する要求事項
  4.2.1 一般
  4.2.2 品質マニュアル
  4.2.3 医療機器ファイル
  4.2.4 文書管理
  4.2.5 記録の管理
5 経営者の責任
 5.1 経営者のコミットメント
 5.2 顧客重視
 5.3 品質方針
 5.4 計画
  5.4.1 品質目標
  5.4.2 品質マネジメントシステム
 5.5 責任及び権限及びコミュニケーション
  5.5.1 責任及び権限
  5.5.2 管理責任者
  5.5.3 内部コミュニケーション
 5.6 マネジメントレビュー
  5.6.1 一般
  5.6.2 マネジメントレビューインプット
  5.6.3 マネジメントレビューアウトプット
6 資源の運営管理
 6.1 資源の提供
 6.2 人的資源
 6.3 インフラストラクチャー
 6.4 作業環境及び汚染管理
  6.4.1 作業環境
  6.4.2 汚染管理
7 製品実現
 7.1 製品実現の計画
 7.2 顧客関連のプロセス
  7.2.1 製品に関連する要求事項の明確化
  7.2.2 製品に関連する要求事項のレビュー
  7.2.3 コミュニケーション
 7.3 設計・開発
  7.3.1 一般
  7.3.2 設計・開発の計画
  7.3.3 設計・開発へのインプット
  7.3.4 設計・開発からのアウトプット
  7.3.5 設計・開発レビュー

  7.3.6 設計・開発の検証
  7.3.7 設計・開発のバリデーション
  7.3.8 設計・開発の移管
  7.3.9 設計・開発の変更管理
  7.3.10 設計・開発ファイル
 7.4 購買
  7.4.1 購買プロセス
  7.4.2 購買情報
  7.4.3 購買製品の検証
 7.5 製造及びサービスの提供
  7.5.1 製造及びサービス提供の管理
  7.5.2 製品の清浄性
  7.5.3 据付け活動
  7.5.4 付帯サービス活動
  7.5.5 滅菌医療機器に対する特別要求事項
  7.5.6 製造及びサービス提供に関する
      プロセスバリデーション
  7.5.7 滅菌及び無菌バリアシステムの
      プロセスバリデーション特別要求事項

  7.5.8 識別
  7.5.9 トレーサビリティ
   7.5.9.1 一般
   7.8.9.2 埋込み医療機器特別要求事項
  7.5.10 顧客の所有物
  7.5.11 製品の保存
 7.6 監視機器及び測定機器の管理
8 測定、分析及び改善
 8.1 一般
 8.2 監視及び測定
  8.2.1 フィードバック
  8.2.2 苦情処理
  8.2.3 規制当局への報告
  8.2.4 内部監査
  8.2.5 プロセスの監視及び測定
  8.2.6 製品の監視及び測定
 8.3 不適合製品の管理
  8.3.1 一般
  8.3.2 引き渡し前の不適合製品における処置
  8.3.3 引き渡し後に発見された不適合製品
      における処置

  8.3.4 手直し
 8.4 データの分析
 8.5 改善
  8.5.1 一般
  8.5.2 是正処置
  8.5.3 予防処置

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