GMP/QMSのためのリスクマネジメント導入の基礎とヒューマンエラー因子の理解セミナーを開催しました。
本講座はリスクマネジメントアプローチについてケースタディを中心とした実践的学びの機会にフォーカスした終日コースでございました。積極的にご参加頂きました皆様に大変感謝いたします。

リスクマネジメントそのものはプロセス自体は明確が定義されているため、実施すること自体に大きな難易度はありません。
一方で「リストマネジメント」という活動を一旦立ち上げ、そのままの状態になっている事例に多く遭遇します。
これは各規格等にて実施が推奨されている「リスクマネジメントにおけるアセスメント部分」そのものがゴールとして活動になり、過程や工程、その後の活動へのフォーカスが曖昧な場合によく見られる傾向があります。

「問題と解く」ことが目的ではなく「問題を解く工程内において反芻し、今まで気づき得なかった要素を抽出する」という部分が重要なポイントです。
このポイントをマネジメントシステム内に組み込み定期的な活動へ引き上げることがリスクマネジメントの本来の価値となります。

ケースタディ内の学びを活かし、企業内の様々な問題に対してリスクマネジメントのアプローチを実践して頂けますと幸いです。