旧年中は格別のご厚情を賜り心より御礼申し上げます。

 2017年は「品質管理/品質保証」の根幹を揺るがす大きなニュースが多数取り上げられました。
 その多くは、経営者層の品質意識の欠落、長年の中で疲弊した組織枠、形骸化したシステム及び指揮系統、により起きるべくして生じたものと考えます。
 一方で僅かながらでも「問題」として可視化することが出来た事例には、システム内部の適切な自浄作用が影響していると考えます。

 品質マネジメントシステムは、「品質へ向けたの推進力」「自浄作用」のバランスにより成り立たなければなりません。このためにはマネジメントレビュー機会、監査機会から得られる情報を最大限に活かし、組織へと還元する積み重ねの活動が必要になります。残念ながら、標準化/システム化に主眼を置いたISO/GMP領域では、この活動を活かしきれない組織が多いことも事実です。

 本年も「品質マネジメントシステムの推進支援」を中核として、様々なお取り組みにチャレンジして参りたいと思います。
 何卒ご愛顧のほどお願い申し上げます。

キアマネジメント 一同