GxP/QMSのための微生物学/管理の基礎トレーニング② ~微生物分類と同定/解析手法~
◆コース紹介(スクール②)
本コースはGMP/QMS、他関連産業に要求される微生物管理について、基礎力量の向上を目的として設定したトレーニングスクールになります。②では微生物分類学の基本と表現型をベースとした同定手法/傾向分析アプローチについてを学びます。また、ネットワーク/データベースを使用した微生物情報の検索手法について実践します。
実務範囲では学ぶ機会が少ない分類学や学術的な考察までをカバーした講座です。「生物分類の基礎と微生物の位置づけを正しく認識したい」「自社ラボラトリー/検査室において分類と同定の技術導入/精度向上を図りたい」「検出微生物群の考察手法(分類/同定)の基礎力量向上」「詳細分析アプローチの基礎力量向上」などにご利用ください。
※:参加修了書発行の対応講座になります。必要な方はお申し込み時にお知らせください。
◆基本情報
対象 : 微生物管理が必要となる産業ご従事の方、品質管理部門や微生物測定/分析担当者様など
開催 : 6月
実施 : 0.5day
◆講座内容
微生物検出には培養法を用いることが一般的ですが、結果から引き出せる情報は僅かにすぎません。このため製品のバイオバーデン、特定管理対象微生物存在の有無、菌叢(きんそう)把握、異常値に対する原因究明などの対応が必要な場合、微生物の分類/同定を行い、その結果を解析するための力量が必須になります。
従来法である表現型による分類/同定方法は、データベース精度や試験者主観に頼る項目が多いため、誤同定へと繋がる大きな問題点を含んでいます。また近年目覚ましく進歩した遺伝子解析による分類同定手法は高い精度を持ちますが、試験結果のみを見ても有用な情報を引き出せない、結論へ至ったロジックが理解できない、などの問題も生じるため注意しなければなりません。
受動的に得られる情報が僅かである微生物を管理するためには、微生物試験結果に関連する職務担当者が「学名レベルにて微生物を適切に認識できる力量」「微生物分類/同定の最低限の力量」を有し、委託/自主試験に関わらず、微生物を数ではなく性質や分類群で捉える必要があります。
本講座は、検出微生物に対する考察アプローチとして、モニタリング実務担当者、品質保証部門/品質管理部門/微生物管理関連部門の方が身に付けるべき、微生物分類学における基礎知識、主に表現型による実試験方法、参照データベースとなる分類学書や菌株保存施設サイトの利用方法までをまとめた新設トレーニングコースです。
内容は「無菌医薬品の製造管理及び品質管理」の微生物学の基本的知識/教育訓練の必要項目に対応しています。
参加修了証明書が必要な場合、お申込み時にご記入ください。
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