基礎:クリーンルームにおけるサニテーションプログラムの構築
クリーンルーム内のサニテーションプログラムを構築するための要素をまとめた基礎講座です。
用具や薬剤の選定、基本動作習得、自己点検など分かり易くまとめております。
このような方に…
・サニテーションに関する基礎知識を習得したい
・サニテーションのために用意すべき資材や薬剤をチェックしたい
・現状、製造エリアにおいて環境汚染の問題要素を懸念している
・製造エリアに対するサニテーションプログラムを組立てたい
要旨
GMP/QMS製造エリアに代表されるクリーンルームでは、環境の変化/資材や原材料の持ち込み/ヒトの出入り/設備の連続稼働などにより多くの汚染が発生/蓄積します。この汚染には「塵埃」や「微生物」が含まれるため、日常の清掃効果を目視確認することが難しく注意が必要です。
清掃活動について「慣例的作業の繰り返し」「効果検証機能が不十分」の場合、エリア内の慢性的な汚染、作業自体による汚染の高濃度拡散などの事例が多く、異物混入の可能性、昆虫/鼠族類の発生、モラルハザード増加などの懸念へと繋がります。
これらから医薬品/化粧品GMPをはじめ各ガイドラインには、クリーンルームの重要管理項目として「サニテーション(清浄化と消毒)プログラム」を構築/運用することが求められています。
本講座はクリーンルームなどの管理エリア環境に対するサニテーションについての基礎理解を深め、適切な資材/薬剤の選定、作業方法の習得、プログラムの組み立て、効果検証方法までをまとめた基礎コースになります。
微生物/異物の管理が要求されるエリアに対応するプログラム構築、製造現場への教育訓練、セルフチェックによる問題点抽出、取引先の管理レベルチェックなどにご利用ください。
セッション
-1. 清浄化と消毒の基礎
-2. 工程/用具/薬剤の理解
-3. サニテーションプログラムの組み立て
-4. プログラムのチェックポイントと有効性評価
会場/時間/日程/費用
日本薬学会 長井記念館 13:10~16:40終了予定 (受付は12:50~)