10月19日に実施いたしました、ISO22716内部監査員力量トレーニング講座のフォローアップ資料を回覧します。
当日は遠方からもご参加頂き、誠にありがとうございました。
本来は2 daysオンサイト(お客様側)にて実施している内容ではありますが、ご要望に合わせ基本要素を切り出した講座でございました。
自己宣言又はプライベート認証によりISO 22716の適合を進めていくためには、「内部監査の機会」が大変重要になる事をご説明いたしました。規格をベースとした通り一遍のチェックシートでは、実際の運用問題点の抽出や被監査者側への気付きを与えるために不十分な場合が出てまいります。「マネジメントシステム自体を監査する」とのアプローチを忘れずに、当日の気付き等を活かして頂けましたら幸いです。
ケーススタディStep Down Questionの事例に付きまして
回答例のスライドをアップして置きます。このケースは、問題に対して説明を求めるのではなく、エンドポイントを決定したうえで簡単な回答(今回はYes or No)の質問を数回繰り返し、その回答を共有することで被監査者側に問題点の気付きを与えることが狙いになっています。(基礎-2で深く学ぶ「ロジカルシンキング」の思考がベースです)
ISO 9001:2015年度版とISO 22716:2007版の相関に付きまして
9001と22716の両方のシステム構築を進めている企業様では、相関を取ることに難儀されているお話をよく伺います。これらのアプローチには「各項目ごとを完全リンクさせていく」と考えるのではなく、自社で運用している現状のシステムに対して「新版9001の概念」を「22716にどのように適応していくか」を考え、エッセンスを当てはめて行くアプローチが重要です。このためには両規格の理解が必要になります(目次を見なくとも構造と繋がりがわかる程度まで)。
このアプローチの中で必要要素を付加していくことで、より堅牢なシステムへの積み上げが可能になります。(特に当日、グループCチームが担当していたISO 9001のみに含まれる項目がキーポイントになります)
規格は 一般財団法人 日本規格協会から購入が可能です。(9001はJIS版PDFであれば3,600円です)
9001は2015年度版になり日が浅いため様々な解説本などの情報がありますが、A4サイズ、PDFファイル内で用語検索が可能、などから、規格版の購入をおすすめしております。
規格を読み解き、自社システムへ自身で適応させていくプロセスそのものがISOの最も有効な活用手段です。
力量認定 基本-2、その他オンサイトトレーニングなどのご要望につきまして
実際のシステム監査を使い力量認定を行う基本-2、当日後方テーブルにありましたプレゼン資料、当日の基本-1編の再度組織内トレーニング、その他人的資源マネジメントに関連する各プログラムにつきまして、オンサイトトレーニングを提供しております。詳細は人的資源マネジメント以下、各リンクページをご覧ください。
また、ISO 22716立ち上げのご要望にもお応えしております。
https://www.kea-mgt.com/top-page/cns/iso22716/
詳細はGMP/QMSセミナー事務局までお問い合わせください。